私は先月開催された日本聴覚医学会を聞きに行きました。その中で私は補聴器や耳鳴りに関する演題を重点的に一日かけて勉強しました。(他には人工内耳、検査、小児難聴など聴覚に関するさまざまな内容があります。)
参加させていただいた講演の全体的な印象としては
・補聴器調整だけでなく、難聴に対する理解が高まるようサポートすることが大切である
・店舗では少ないが病院ではSTが積極的に介入している
・STが補聴器や難聴、耳鳴りに対する理解不足を徹底的にサポートしている
以上のような印象を持ちました。
また、耳鳴りや聴覚過敏のある方は補聴器に慣れるまで2年ほどかかる症例もあり、継続するには地道な努力とお互いの信頼関係が必要であると感じました。
以下「耳鳴り」と「聴覚過敏」について少しお話します。
(いずれも一度、病院受診することをお勧めします。)
参考資料:よくわかる補聴器選び2015年版
私は店舗などでセミナーを開催しておりますが、補聴器装用経験のない方はもちろん、補聴器を装用している方でも、難聴や補聴器について知らない情報は多くあるようです。
やはり補聴器装用を継続するうえで、「積極的に聴覚に関する情報をお伝えし、皆様により理解を深めていただくこと」が必要であると感じた一日となりました。