【言語聴覚士のコラム】【きこえと言葉の勉強会①】

今回は先月店舗で開催した「きこえと言葉の勉強会」の内容について一部お話しします。

「音は聞こえるのに言葉が聞き取れない…」
「うるさい場所での言葉が聞き取りにくい」
補聴器を付けていても、このように思うことはありますか?原因のひとつとして語音明瞭度の低さが考えられます。語音明瞭度とは「どのくらい言葉が聞き取れているか(言葉を聞き取る力)」を示します。

【語音明瞭度と難聴の種類】
言葉を聞き取る力は難聴の種類によっても変わります。
また、言葉を聞き取る力は個人差があります。

①聞こえに問題がない場合
ある程度の小さい声でも言葉を100%聞き取ることができます。

https://yahoo.jp/box/adkmDt

②伝音難聴(例:中耳炎など)
大きい音量であれば言葉を100%聞き取れることが多いです。

https://yahoo.jp/box/P0P_7q

③感音難聴(例:年齢による難聴など)
単に音を大きくしただけでは言葉を聞き取りにくいです。
補聴器による細かな調整が必要になります。

https://yahoo.jp/box/NTIbsP

【語音明瞭度と日本語】
言葉の聞き取りには高い音も低い音も必要です。
低い音:日本語の母音(あ、い、う、え、お)
高い音:日本語の子音(さかな、かたな…)

聞き間違えやすい単語の例
・広い(ひろい)-白い(しろい)
・1時(いちじ)-7時(しちじ)
・笑う(わらう)-洗う(あらう)など…

【語音明瞭度と年齢】
ある研究によると年齢とともに、聴力だけでなく「言葉を聞き取る力」も低下することがわかりました。(文献:補聴器外来受診者の語音明瞭度:他年齢群と比較した超高齢者群の特徴)

https://yahoo.jp/box/EoMlX3

「言葉を聞き取る力」は年齢や難聴の種類によって程度が異なります。個人差もあります。その「言葉を聞き取る力」がある程度保たれていると、より補聴器効果が期待できます。よって「言葉を聞き取る力」が良いうちに補聴器を装用することをお勧めします。

ただし「言葉を聞き取る力」が低い場合でも補聴器の効果がないわけではありません。詳しくは次回お話しします。

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