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Google Pixel7a 補聴器屋のスマホレビュー 自腹購入して補聴器とペアリング

いつも当店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。本日は2023年5月11日に発売されたGoogleが販売するAndroidスマートフォン「Google Pixel7a」のレビューをしたいと思います。もうすでにたくさんのガジェット系Youtuberさんがレビュー動画を上げていますので自分は補聴器屋目線で補聴器とスマホの連携部分についてご紹介したいと思います。それではレビューーー開始!

開封の儀

レビュー動画を見るとだいたい最初は開封から付属品、価格のお話ですよね。開封、付属品一応やりますがさらっとにします。画面の解像度?リフレッシュレート?Antutuベンチマーク?それはガジェット系Youtuberさんの動画リンク張っておきますのでそちらをどうぞ。僕は補聴器販売店の経営者兼認定技能者なので補聴器ユーザー様に有益な部分を重視してレビューしていきますので、開封飛ばしたい方は目次のリンクから次へおすすみください。

配送はゆうパックで届きました。5月18日の10:00ごろGoogleストアで注文して翌日に届きました。早い!Pixel6の時、梱包材の代わりにポテトチップスが入っていましたが今回はポテチなし。限定のコーラルパッケージは完売していたためカラーはSeaを注文しました。

ガジェット系Youtuberさんの動画をみると有名な方にはGoogleからレビュー用実機が配られているみたいです。Xiaomiの時もそうですが、すべて自腹購入、当然のクレジット12回無金利払いでGo。毎回ASHAの検証するのでメーカーさんから実機くれないかなーー。求む、企業案件!!

付属品一応みておきますか

付属品一応みておきます。レビュー動画って大体はじめの5分くらいが付属品解説なんだよね。Xiaomiは120W超高速充電器と専用タイプCケーブルがあるので付属品解説みるんですが、それ以外はほぼ説明書とタイプCケーブルが入っているかいないかなので動画みるときすっ飛ばしてます。この記事も興味なかったら飛ばしてください。

Pixel7a 付属品
  • タイプC→タイプC
  • タイプA→タイプC変換
  • SIMピン、説明書、ぺりぺり
同梱物
  • 同時購入した純正ケース
  • Povo2.0のお誘い、クーポンコード有
  • Googleのアクセサリのお誘い

Pixel7a外観

とりあえず「ぺりぺり」をはがして本体の確認します。ぺりぺりにも書いてありますが、Pixelって左の電源ボタンと音量ボタンが一般的なAndroidスマホと上下が逆なんです。手持ちのXiaomi、Aquos、Xperiaは下が電源ボタン、上が音量ボタン。Pixelは下が音量、上が電源です。吉田製作所さんの動画をみると吉田さんイラっとしていました。

Google Pixel7a外観

背面パネル

カメラ部分の出っ張り

右側

左側

下側

上側

参考動画紹介

開封はここまでで終わります。詳細なスペックやカメラ性能などを確認したい方はこちらの動画をご覧ください。スマサポチャンネルさんはお話しが比較的ゆっくりではっきりナレーションが入っていますので聞きやすいと思います。

スマサポチャンネルさん
吉田製作所さん
ぱぱのひとりごとさん

SIMカードを入れて準備します

Wi-Fiだけで検証してもよかったのですが、通話アプリがちゃんと動作するか、電話の音声が補聴器に入ってくるか、確認したいためSIMカードを挿入してセットアップします。今回は、「最強プラン」をぶち上げた楽天モバイルのSIMを入れて楽天リンク(無料で電話できるアプリ)の動作も検証します。

  • プライベート Y!モバイル+楽天モバイルのデュアルSIM運用
  • お仕事用① Y!モバイル(シンプルS)
  • お仕事用iPadPro Y!モバのシェアプラン
  • お仕事用② Ahamo
  • お仕事用③ 楽天モバイル(最強プラン)
  • お仕事用④ iPad第7世代セルラーモデル(Y!モバのシェアプラン)

合計5回戦+データSIM2回線でした

SIMカードのセットアップはいたって簡単差し込むと自動的にAPNが設定されます。つまりSIMカードはただ本体に差し込むだけです。楽天モバイルはピンクのアイコンの「楽天リンク」をダウンロードしておかないと通話料が思いっきりかかります。通常の電話アプリから電話すると有料通話になっちゃいます。

ASHA対応か確認する

当店のツイッターアカウントやブログでたびたび出てくるASHA。ASHAは「Audio Streaming for Hearing Aid」の略でアンドロイドスマホから補聴器へ音声を直接送信する規格です。これに対応したスマホと補聴器を用意しないと補聴器へスマホ音声が送信できません。GooglePixelシリーズは初めてこのASHAの規格に対応したシリーズです。

ASHA対応のスマホか確認する方法

設定>ユーザー補助>補聴器の項目があるか確認する。下記画面はPixel7aです。補聴器の項目がユーザー補助の中にあるのでASHAに対応した補聴器ならペアリング出来ます。

設定をタップ
ユーザー補助をタップ
補聴器の有無をチェック

設定>Bluetooth>ご自身の名前をタップ>ペアリング を行いアイコンがお耳のマークになるか確認する

設定>Bluetooth
補聴器を再起動するとご自身のお名前が表示されます
左右2回ペアリングします アイコンがお耳マークになります

スマホを購入するとき店頭に置いてあるデモ用のスマホでユーザー補助を見せてもらい補聴器があったらASHA対応なので買ってもOK、ない場合は一度ペアリングさせてもらってお耳のマークに変化したらOKです。これに該当しない場合はASHA非対応なので電話やYoutubeの音声が補聴器に送信されません。

結論 GooglePixel7aはASHA対応

GooglePixel7aはASHAに対応していることを確認致しました。スマホの音声を補聴器に直接送信してお聞きになりたい場合、Pixel7aは選択肢の1つと言えるでしょう!

iPhoneを選ぶべき?Pixel7aを選ぶべき?

iPhoneはOSアップデートができるモデルならすべて補聴器と接続してストリーミングが可能(MFI)。Pixel7aもASHAでストリーミングができます。サイズ感が近いiPhone14無印と比較してみます。

iPhone14無印Google Pixel7a
価格(ストア)119,800円62,700円
重量172g192g
画面サイズ6.1インチ6.1インチ
生体認証顔認証顔認証
画面内指紋認証
バッテリー容量3,279mAh4385mAh
充電端子LightningタイプC
ANTUTU
ベンチマーク
約77万点
※参考サイト
約62万点
※参考サイト
補聴器へ音声送信
LINE通話補聴器へ音声送信可能補聴器へ音声送信不可
補聴器の電池残量
ウイジェット表示
×
2023年5月現在

アプリの安定性(これは私の感想です)

iPhone・Android・iPadを普段使いしている自分としては、アプリを安定して使用したい場合はiPhoneがいいと思います。AndroidはOSやアプリがアプデした時、改悪やバグが払しょくできない印象です。上記表をご覧いただくとLINE通話はiPhoneは補聴器に音声送信できますが、Pixel7a(Android)は音声送信が今日現在も出来ません。iPhoneはOK、AndroidだとNGということがちょくちょくありますので仕事で絶対必要なアプリはiPhoneに集約しています。

Android版LINEは、補聴器に通話音声を送信できません(2023年5月現在)

価格(これは私の感想です)

正直iPhoneはPixel7aの倍近いお値段です。(アップルストア VS Googleストア比較)自分はiPhone3GSのころから新しいiPhoneがでると毎回買い換えていましたが12miniを最後に卒業しました。10万円超えると個人事業主の消耗品費で経費精算できなくなりますし、10万円超えるものをお尻のポケットに入れるのは怖すぎます😨 ベンチマークも大幅に差があるわけではありませんので電話・LINE・WEB閲覧・Youtube鑑賞などライトな使い方ならPixel7aで十分すぎる気がします。

平置きした時ガタつかない

吉田製作所の吉田さんもおっしゃられていますが、iPhoneは片側にカメラが寄っていて出っ張っているので平置きした時本体がガタガタします。

pixelは、カメラ部分が横一直線に配置されていて片側の出っ張りがないため、平置きしても安定しています。自分もiPhoneのがたつきが前から若干気になっています。高くて買えませんが😓😭iPhoneのProシリーズはもっと出っ張っているのでかなり気になりそうです。

pixel7aはカメラの出っ張りが横一直線なので平置きしてもガタガタしない

Lightning(ライトニング)端子はぶっちゃけウザイ

iPhone専用(正確にはAirPodsも)の充電端子、ライトニング端子はぶっちゃけ面倒です。Pxel7aはUSBタイプCなのでPCや補聴器の充電器とケーブルを兼用できますがiPhoneは専用ケーブルをもっていないと充電できない。MagSafeや無線充電もありますが、充電式補聴器ユーザー様目線で見るとタイプC1本に統一するのが理想ですよね。

充電式補聴器のレビューをいただいたお客様もライトニング、マイクロUSBが混在することははっきり言ってウザイとおっしゃられておりました。タイプC法案も2024年から施行されますのでいち早い統一を私は希望します🤗

Pixelシリーズは音声文字起こしが優れている

GooglePixel6以降、音声文字起こしが秀逸でPixelシリーズの目玉機能になっています。かなり早口でも正確に文字起こしできるので補聴器ユーザー様にとって便利に使える機能ではないでしょうか。音声文字起こしアプリと言えばUDトークが有名ですが、最近はYY文字起こしが騒音下での文字起こしが優れていると言われています。

Pixel7a 文字起こしを他アプリと比較

Pixel7aにUDトークとYYProveをインストールして同条件で音声を文字起こししてみました。音源は、オーティコンの調整ソフトに入っている会話音源を使用しています。オージオメーターを通して校正されたスピーカーを使い60dBHLで出力しています。

  • 測定① Pixel7a純正搭載文字起こし
  • 測定② YYProbe(無料版)
  • 測定③ UDトーク(無料版)

測定は音場測定用に構成されたスピーカー(ローランドCM-30)を使用、音源はオージオメーターを通して出力

まとめ

今回はGoogle謹製スマホ「Google Pixel7a」を自腹購入して補聴器販売店としてのレビューと解説をしてみました。もうすでにそんなこと知っているとお感じになると思います。(記事書いててそう思いました)

ただ、京セラがコンシューマ向けスマホ事業から撤退するニュースが入ってきました。(同時にバルミューダも)

ご高齢の方のスマホをたまに拝見いたしますが、京セラのベイシオ・グランティーナをご使用されているのをよく見ます。ベイシオ・グランティーナは2020年発売のモデルなのでそろそろバッテリーが。。。京セラ撤退後、適度な価格とスペックをもったスマホでPixel7aも選択肢の一つになると思います。Pixel7aは補聴器との親和性も高いモデルなので現在京セラのスマホをご利用中の方で買い替えを検討されいる方は、Pixel7aも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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