042-527-8555

充電式補聴器

補聴器は現在、電池で駆動する電池式と充電を行い電池交換が不要な充電式と2種類が存在します。充電式は便利な反面、マイクロUSB端子から電源をとったり、充電スタンドから補聴器を外しいざお耳につける際にある一定の操作が必要なタイプ、電池と充電の両方が使えるタイプなど様々です。また耳あな式には充電はないの?というご質問をよく受けます。ここでは充電式補聴器をまとめてご紹介致します。

なお、下記の情報は2019年3月現在のものです。数社より新機種リリースのうわさがありますので販売開始次第、記事の内容をアップデートしていく予定です。

RICタイプ

小型でお耳の中にスピーカーを入れるRICタイプ(Receiver-in-canal)が充電式の主流になっています。様々なタイプが発売されておりどれが良いのかわかりにくくなってきていますので大きく5分類致しました。

非接触型

充電ケースの中に置くだけで充電が始まるタイプです。接点がないので接点腐食による接触不良などの心配がありません。

接触式

補聴器の背面に電池接点がありここから充電されます。

接触式・ハイブリッド

空気電池と充電用電池(銀亜鉛電池)の両方が使えるタイプです。普段は充電用の金色の電池を入れておき充電スタンドに置きます。外出先で充電切れなどを起こした際は、空気電池に入れ替えて使用することができます。

 

充電方式 代表的な補聴器 充電ケース 販売メーカー(器種名)
非接触式 バッテリー内蔵 GNリサウンド(クアトロ)

ベルトーン(アメイズ)

非接触式 バッテリー内蔵なし シグニア(Pure チャージ&ゴー)
接触式 バッテリー内蔵 シグニア(スタイレット)
接触式 バッテリー内蔵なし

(別途パワーパックが必要)

フォナック(オーデオB-R)
接触式

電池と両方使える

バッテリー内蔵なし

(空気電池と入れ替え可能)

スターキー(Museシリーズ)

ワイデックス(ビヨンドシリーズ)

オーティコン(オープン)

リサウンド(リンクス3D)

ベルトーン(トラスト)

 

BTE

一般的には、イヤモールドというオーダーメイドの耳栓と組み合わせて使用するタイプの補聴器です。RICだと外れてしまう、より大きな出力が必要な方向け補聴器の充電式です。残念ながらまだラインナップが少なく2種類しかありません。

充電方式 代表的な補聴器 充電ケース 販売メーカー(器種名)
非接触式 バッテリー内蔵なし シーメンス・シグニア(NX)
接触式

画像はオーデオB-Rを使っています

バッテリー内蔵なし フォナック(ボレロB-R)

BTEとイヤモールドご利用者様のほうが常時装用されているケースが多く、電池交換が苦手、電池の管理が大変というご高齢者様もいらっしゃると思います。できればBTEのラインナップをもう少し増やしていただけると助かります。(メーカー様、宜しくお願い致します!)

 

気になるメーカーサポートは?

iPhoneも電池交換プログラムが用意されているように、補聴器も内部バッテリーの交換の保証やサポートがございます。リサウンド・ベルトーン・シグニア・フォナックは充電用リチウムイオン電池が補聴器本体に封入されているため、昔のガラケーのようにお客様ご自身で交換することが出来ません。充電式を購入したけど、後々バッテリー交換で費用がかさんだということにならないようにしっかり下調べが必要ですね。

メーカー名 修理保証 バッテリーの交換時期 交換費用(片耳)
フォナック(ソノヴァジャパン) 2年/3年 約4年 20,000円
シグニア(シバントス) 2年/3年/4年 約3年 ・保証切れ~5年未満 24,000円

・5年以降 40,000円

GNリサウンド(GNヒアリング) 2年 非接触型の場合 約4年間で80%程度に劣化 15,000円 ※2
ベルトーン(NJH) 2年/3年 非接触型の場合 約4年間で80%程度に劣化 50,000円~※1
ワイデックス 2年/3年/4年 充電400回 約1年 6,000円+税
スターキー(スターキージャパン) 2年/3年/4年 充電400回 約1年 5,000円+税
  • バッテリー交換時期は毎日充電を行った場合を想定しています
  • 各種数値はメーカーの販売店用テクニカルサポートに確認しました
  • 修理保証は、ご購入の補聴器により異なります(上位器種のほうが保証が長い)
  • ※1、※2 リサウンド、ベルトーンはまだバッテリー交換の金額が確定していないとの回答を得ました。ただ、リサウンドは現時点では5年目以降も15,000円で交換を行うとのことです。

ワイデックス、スターキーはZパワーというアメリカの会社の充電システムを導入しており充電の機構は同じものを使っています。ゆえに交換サイクルや交換費用は大体同じ程度になっています。以上の内容を見るとリサウンド、フォナックが非常に良心的に思えます。

充電式はどのタイプが良い?わたしが考えるメリット・ディメリット

充電式補聴器は、下記のタイプに分類されることをお伝えしてきました。ではそのメリット・ディメリットはどの程度あるのでしょうか。

  1. 非接触+ケース充電タイプ・・・・・リサウンド、ベルトーン方式
  2. 非接触+ケース充電なしタイプ・・・シグニア方式
  3. 接触+ケース充電後着けタイプ・・・フォナック方式
  4. 接触+空気電池併用可能タイプ・・・Zパワー方式

 

非接触+ケース充電タイプ(リサウンド方式)

メリット
  • 指定の場所に乗せるだけで充電開始
  • ケースでも充電できるので持ち運びに便利
  • 電源と接触させる端子がないので腐食の心配がない
ディメリット
  • 充電ケースが結構高額(54,000円)
  • それ以外は特にディメリットはないと思います

 

非接触+ケース充電なしタイプ(シグニア方式)

メリット
  • 指定の場所に乗せるだけで充電開始
  • 電源と接触させる端子がないので腐食の心配がない
  • 充電ケースではないので補聴器を乗せるスペースが広い、オーダーメイド耳栓も使用可能
  • 補聴器の乾燥を兼ねた充電器になっている(充電器の黒い部分が温まり補聴器を乾燥させる仕組みになっている)
ディメリット
  • 充電器がケースになっていないので鞄の中では充電できない
  • 持ち運びの際は別途ケースを用意する必要がある

接触+ケース充電後着けタイプ(フォナック方式)

メリット
  • ケースに乾燥剤を入れるスペースがあり新設な設計
  • 充電ケース、専用バッテリー共に比較的安価
  • 最悪充電ケース+モバイルバッテリーで充電ということも可能
  • フォナックの場合、補聴器以外にクロス補聴システムも充電式にできる
ディメリット
  • 充電器にしっかり差し込まないと充電されないことがある
  • 充電の接点腐食が今後心配
  • ケースが結構大きい、かさばる

接触+空気電池併用可能タイプ(Zパワー方式)

メリット
  • 充電出来ていない時、普通の空気電池が使える
  • 充電用電池がへたった時、最悪電池式と使用可能
ディメリット
  • 電池寿命が1年と短い
  • 気温により充電できないことがある
  • 1年ごとに電池交換が必要

 

まとめ

充電式はいろいろなタイプが出ておりどれにするか決めるときに迷ってしまうと思います。お客様にとって最適な補聴器選びになるように、お客様のニーズによって器種選定を行うほうがよいと思います。また、お客様のご聴力により耳栓の選定が必要になってきますので耳栓が充電ケース内に格納できるかなどしっかりご聴力を測定してうえで選定しましょう。

当店では、下記の充電式補聴器の試聴器(試聴、試着できる補聴器)をご用意しております。ご希望の方は下記リンクまでお問合せいただければお貸出しも行っております。お気軽にお申しつけくださいませ。

充電式の貸出用補聴器
  • リサウンド クアトロ(3セット)
  • ベルトーン アメイズ(1セット)
  • シグニア NX(BTEの試聴器をもっています)
  • シグニア スタイレット
  • フォナック オーデオB-R
  • フォナック クロスB-R

お問合せ