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防水防塵補聴器

補聴器にとって水・湿気は大敵でしたが、現在の補聴器は防水防塵等級を取得しておりある程度の水濡れでは簡単に故障しにくくなっています。夏は湿度が高く汗をかきやすいので補聴器が故障しやすくなりますので、補聴器を選定・購入する際は防水防塵等級をちゃんと取得しているか?これも決定打とひとつになるでしょう。

ソノヴァジャパン株式会社(フォナック)より拝借

防水性能の差を知っておこう

一言に防水といっても「生活家庭防水」「完全防水」やIP××など様々な表示方法があり「どれが水に一番強いの」という疑問があると思います。しかも補聴器は大変高価なものです。もし壊してしまったら。。。ご不安に思われる方もいらっしゃいますので、まずは補聴器メーカーが表記している防水の程度を調べてみました。

メーカーカタログの表記

2021年現在、最新補聴器のカタログを抜粋しました。フォナック、シグニア、オーティコン3社を例に挙げますが、3社ともIP68の表記があります。



IP××とは??

Wikiから引用致します。

電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)とは、日本工業規格で規定された防水や防塵の程度についての等級。家電品のカタログや説明書などに「JIS保護等級」と記載される場合、この内の防水に関する等級を指す場合が多い。この等級を製品等に表記するには、規定に従った試験を通過しなければならない。

ウィキペディア(Wikipedia)

補聴器のカタログに記載されている数字をみると下記のように読み取れます。

IP International Protection

6 粉塵が中に入らない

8 継続的に水没しても内部に浸水することがない

IP68は現在防水に対しては最も上位の等級を取得していますということですね

防水性能

Wikiを読むとIP68の「8」が防水性能を表記していることがわかりました。これには9種類の等級があり等級により水からどれだけ機械を守れるかが変わってきます。

保護等級内容
0級特に保護がされていない
1級鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形)
2級鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形)
3級鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形)
4級あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋

防水性能はOK でも心配なのは。。。

上記の等級は「真水」で行われているため、それ以外の成分を含む液体からは防御できない可能性が高いと思われます。防水と聞くとプール・海・お風呂・温泉で使いたいと思われるかもしれません。特に温泉は、さまざまな物質が混ざっているのでIP68であっても危険を伴います。

那須湯本の人気温泉「鹿の湯」を例にとると強酸性の硫黄泉となっているためIP68でも防ぎきれない可能性大です。

身の周りにあるIP68を突破しそうな液体を考えてみました

  • シャンプー、リンス
  • プールの水(塩素が入っている)
  • 海の水
  • 温泉
  • ヘアカラーの液体
  • 頭皮が混ざった汗

鹿の湯はさすがに強すぎるので無理かもしれませんが、プール・自宅のお風呂でしたら何とかなるかもしれません。実はフォナックさんのテクニカルサポートの方にその対処方法を以前伺ってしました。フォナックさんは、小児用補聴器「スカイ」を販売されています。お子様はお風呂・プールに補聴器をつけたまま入ってしまうことも十分想定されますので、その場合どうすればいいか確認してあります。この記事の最後にフォナックさんから伺った内容を掲載しておきますので参考にしていただければ幸いです。

補聴器によっては防水ではない部分がある

RICタイプ補聴器は防水ではない部分が存在します。お耳の中に入れるレシーバー(スピーカー)部分です。耳栓がかぶっている部分にはスピーカーが入っているため、この部分は防水ではありません。

一部メーカーの補聴器は、「Cシェル」「モールド」と呼ばれる耳型を採取してオーダーメイドした耳栓をRICタイプ補聴器に取り付けることで耳栓も含めIP68に対応できる仕様になっているものもあります。

左がCシェルを追加したフォナック「マーベル」・右が既製耳栓を使用したマーベル

耳かけ型はここがウイークポイント

RICタイプではない通常の耳かけ型補聴器は、本体とイヤモールドをつなぐ部分に注意が必要です。ここはチューブで結合されており、その中には音の調節を行うダンパーという部品が入っていることがあります。

チューブの中に水分が入ってしまった耳かけ型補聴器。ダンパーはチューブと補聴器のフックのつなぎ目にはいっています。

チューブに水が入ってしまった、ダンパーが濡れてしまった これが発生すると下記の症状がでます。

全く音が出なくなってしまう

完全に無音

音が小さくなった

音が割れて聞こえる

対処方法は??

当店ブログで詳しく解説しています。下記の記事をご参照ください。

家で一緒にやってみよう 補聴器メンテナンス編

最新の防水補聴器をご紹介します

2021年6月現在でIP68表記がある補聴器をご紹介いたします

フォナック
  • オーデオ B/M/Pシリーズ
  • ボレロ B/Mシリーズ
  • ナイーダ B/M/Pシリーズ
  • バートB/MシリーズのCIC/IIC(IP68ではない耳あな型があります)

 

オーティコン
  • OPN(オープン)シリーズの耳かけ型
  • More(モア)シリーズのミニRITE-R
リサウンド
  • ワン、ワンマリー
  • クアトロシリーズ(耳かけ型のみ)
ユニトロン
  • Moxiムーブ/ジャンプ
  • DXストライド

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