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固定電話の音声を補聴器に直接送信 フォナック補聴器「マーベル」を固定電話に接続してみたら便利に使えた

いつも当店のブログをご覧いただきありがとうございます。

耳かけ型補聴器を利用しているお客様より「固定電話が聞きにくい」というお訴えをよく聞きます。本日は固定電話の音声を耳かけ型補聴器で聞き取りしやくする小技をご紹介致します。

耳かけ型補聴器はマイクがお耳の上にあるので電話の受話器を上に当てる必要があり、当て方によっては補聴器のマイクが電話の音を集音できず聞き取りが悪くなってしまいます。

この当て方だと補聴器のマイクが集音できない

お耳の上にある補聴器のマイクに向かって受話口を当てます

急いで電話に出るでた時など咄嗟に「お耳の穴に」電話を当ててしまうお客様をよく拝見致します。また、電話機の受話口と補聴器のマイクが離れると聞こえにくくなってしまうので当て方が非常に重要になってきます。

補聴器ユーザー様の声

補聴器ユーザー様のお声で一番多いのが「電話の聞き取り」の向上です。これは2018年に一般社団法人 日本補聴器工業会が実施したJapanTrakという市場調査の結果からもわかります。

携帯電話やスマホは、bluetoothを使って電話音声を補聴器に送信することで聞き取りを解決できますが、固定電話にはbluetoothがついていないので直接お耳に当てて聞くしか方法がありませんでした。今回は、「固定電話の聞き取り向上」について小技をご紹介したいと思います。

補聴器に固定電話の音声を送信する方法を考える

耳かけ型補聴器で固定電話が聞きにくい理由は「耳への当て方」と「補聴器と受話口の距離」にあります。つまり電話音声を何等かの方法で補聴器に送れば受話器が耳にうまく当たらなくても補聴器を経由して電話の音声を聞くことができると考えました。

構想

電話機の音声を外部出力しそれをワイヤレス出力できる装置に接続、その電波を補聴器が受信すれば電話の音声が聞きやすくなるのでは?さっそくイメージしてみましょう。

電話に出たら自動で電話音声に切り替え

電話に出た時、自動で補聴器に電話音声が入力されれば面倒な切り替え操作がなくなります。「!」フォナックのテレビアダプターDはテレビの電源を入れると自動でテレビ音声が補聴器にワイヤレス送信されます。これを電話機に使えばうまくいきそうです。

補聴器はフォナック オーデオMでテスト

テレビアダプターDとフォナック オーデオM(マーベル)を接続すれば「テレビアダプターDに音声信号入力後」自動で補聴器がワイヤレス接続に切り替わります。この自動切換えができる補聴器は現在フォナックのマーベルだけです。

フォナック補聴器「マーベル」はここが違う!オーデオM/ボレロM/バートM Bluetooth搭載補聴器について

他メーカーもテレビアダプターDのような装置を販売していますが、必ず切り替え操作が必要になります。電話に出るたびにいちいち切り替えするのはちょっと面倒なので今回は自動切換えできるフォナックでテストを行います。

電話の音声を外部出力

電話機の音声を外部出力できる変換ケーブルが必要です。なぜなら通常固定電話には外部出力端子がついていないからです。アマゾンで探してみると固定電話に接続してICレコーダーで電話の会話を録音するためのケーブルをみつけました。早速ぽちってみます。

ミヨシ MCO 通話録音アダプター

 

ミヨシ MCO 通話録音アダプターはモノラル出力になっているのでテレビアダプターDに接続すると片耳しか音声が入ってこない可能性があります。モノラル⇒ステレオ変換ケーブルも一緒に注文しました。

オーディオ変換プラグ(モノラルミニ⇔ステレオミニ) AP-112A

実際につなげて通話テスト

電話のモジュラーケーブルを分岐してテレビコネクターDに接続、テレビコネクターDから補聴器へ電話音声がワイヤレス通信されるか実際試してみました。

当店にある固定電話は親機・子機共にコードレス電話なので上記の配線でテストを実施。

モジュラーコンセント⇒ミヨシ通話録音アダプター⇒電話機

ミヨシ通話録音アダプター分岐⇒オーディオ変換プラグ⇒テレビコネクターD⇒補聴器

電話をかけると「自動で」「両耳」に電話の音声が入ってきました。成功です!。自分の声は送話口に当てないと相手が聞こえませんので普通に電話を受けていただければ問題なく使用が可能でした。

電話の音声は補聴器に直接送信されますが、受話器をお耳に当てて電話をしてください。

実際に接続してみた

当店にあるパナソニックの固定電話にミヨシ電話録音アダプターとテレビコネクターD、フォナック オーデオマーベルを接続してみました。

電話機の後ろにある白いケーブルがモジュラーコンセントからきている配線です。(モジュラーケーブル)

電話機本体からモジュラーケーブルを抜きます。爪で引っ掛かっていますので爪を押して抜きます。

ミヨシ電話録音アダプターとモジュラーケーブルを接続、ミヨシ電話録音アダプターからの出力を電話機に接続します。もう一方のケーブル(イヤホンミニジャック)はテレビアダプターDに接続します。

ミヨシ電話録音アダプターはモノラル出力なのでJVCのモノラル⇒ステレオ変換ケーブルを使って「疑似ステレオ化」します。ステレオ化しておかないと両耳に音声が送信されない可能性があります。(両耳装用の場合)

接続完了!

あとは補聴器(オーデオマーベル)とテレビアダプターDを接続すればOKです。接続、ペアリングは5分程度で簡単に完了しました。

テストでオーデオマーベルを装用して117(時報)に電話してみました。しっかり補聴器に音声が送信されます。両耳で電話が聞けるので非常に聞きやすいです。

2つの問題点あり

テレビアダプターDを使って電話音声を補聴器に送信できることは検証でわかりましたが、この接続をした際、2つ問題点があることに気づきました。

親機子機があるコードレスの場合

親機子機があるコードレス電話をご利用の場合、子機で電話をとった音声も補聴器装用者様に送信されてしまうことです。例えばご主人様が補聴器装用していて奥様が電話に出た場合、奥様が電話している音声がご主人様に送信されてしまいます。

電話を切った後、通常の補聴器に戻るまで50秒かかる

電話がかかってくるとテレビアダプターDを経由してワイヤレスで電話音声がお耳に届きます。補聴器内部では、通常の補聴器用プログラムがテレビアダプターDからの音声を感知すると外部入力用の調整(プログラム)に切り替わる仕組みになっています。

電話を切り電話音声が止まると通常の補聴器に戻るまで約50秒タイムラグがあります。すぐに補聴器の音に戻りませんので手動で操作が必要になります。

会社の電話はどうすれば??

お仕事場の電話でこの接続をする場合、いくつか条件があります。

  • 受話器が「有線」で接続されていること
  • 受話器のケーブルが取り外しできること

接続について

先ほどは、モジュラーコンセントから電話機につながっているケーブルを分岐させてテレビコネクターDと接続し補聴器へ音声を送信しました。ただ、会社や事務所で使用している電話はビジネスフォンという電話機が多く、モジュラーコンセントからきている配線を分岐することは困難だと思います。

そこで下記の方法で電話機と補聴器の接続を試みました。

接続イメージ

受話器のらせん状ケーブルは取り外しができますので一旦外してミヨシ電話録音アダプター受話器用 DRA-H44/WHを割り込みさせます。ケーブルを切断したりしませんので使い終わったらすぐに元に戻せます。

この方法を使えばビジネスフォンでも電話音声を補聴器に送信できそうです。また、ご自宅のお電話でらせん上のケーブルがついている親機なら同様のことができると思います。

まとめ

本日は補聴器と固定電話をテレビ用アダプターを使って接続する方法をご紹介致しました。両耳装用の方は電話音声が両耳で聞こえますので電話の聞き取りが向上するかもしれません。すでにオーデオM/ボレロM/バートM(フォナック マーベルシリーズ)をご利用の方は、テレビアダプターDとミヨシ電話録音アダプターなどを購入すれば同様のことができます。コストも「めちゃくちゃかかる」わけでもないのでお試ししてみてはいかがでしょうか。

他メーカー補聴器にもテレビアダプターは出ておりますので同様のことはできると思います。ただ電話に出る際、ボタン操作による切り替えが必要になります

GNリサウンド

マルチマイクというオプションを使うと同様の接続ができます。電話に出る際は補聴器のボタン操作で切り替えを行います。

シグニア

ストリームラインTVというテレビアダプターで同様のことができそうです。

※動作確認はしておりません。

最後に

当店では、フォナック オーデオM/バートM/ボレロMのご試聴・お貸出しを実施しております。耳あな型のバートMも耳型採取してお貸出しを行えます。フォナックの補聴器を試したい、最新のbluetooth搭載補聴器をご試聴ご希望のお客様、お気軽にご相談くださいませ。

最後までご覧いただきありがとうございました。


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