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機動警察パトレイバー the MovieをMFI補聴器で視聴 極上音質な補聴器はどれだ?

いつも当店のブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は、1989年に公開された機動警察パトレイバー the Movieを補聴器で視聴した結果を比較してみたいと思います。機動警察パトレイバー the Movieは、昨年立川のシネマシティで「極上音響上映会」が開催され、今でも根強いファンをもつ名作中の名作アニメです。この機動警察パトレイバー the Movieをbluetooth搭載の補聴器にワイヤレス接続し音声ストリーミングして聞いたときどんな感じか、気になってしまいましたので検証しました。

今回の検証
  • 機動警察パトレイバー the MovieをiPad pro11インチで視聴
  • 動画サイトはDアニメ(有料課金)
  • 機動警察パトレイバー the Movieの2シーンを視聴
  • 下記のメーカーの補聴器で比較
  • リサウンド クアトロ7
  • フォナック オーデオM70
  • スターキー リビオ 2000
  • シグニア 5NX
  • オーティコン OPNS2

 

このシーンを比較

機動警察パトレイバー the Movie

オープニング 空挺レイバー部隊が暴走した試作レイバーを破壊するシーン

機動警察パトレイバー2 the Movie

例のスクランブル騒ぎ 幻の爆撃シーン

 

注意
今回の検証はiPadの音量を大きめで行っております。これは、音割れ・セリフの明瞭感などのテストのために行っております。補聴器装用者様は、適度な音量でお楽しみいただくことをお願い致します。大きすぎる音量でご視聴されますとお耳に悪影響が起きる可能性があります。

 

補聴器の音声ストリーミングについて

補聴器でiPhone/iPadの音声をストリーミングする際音質を補聴器調整用ソフトでいかようにでも調整することが出来ます。これだと比較になりませんのでオージオグラムも含め全社共通の設定、調整で比較を行います。

オージオグラム

オージオグラム(聴力グラフ)は上記のものを使用します。

補聴器の調整

低音強調

iPhone/iPadと接続できる補聴器はiPhone/iPadから音声送信を行うときだけ低音を強調する機能が搭載されています。各メーカーこちらはオンにして比較します。低音強調が弱・強など選べるメーカーもありますので統一して「弱」で比較を行いたいと思います。

補聴器のマイク

iPhone/iPadから補聴器へ音声ストリーミングする際、「補聴器のマイクから集音する音」と「iPhone/iPadから送信される音」をミックスして聞くことができます。今回はストリーミングの比較なので補聴器のマイクはオフにして比較します。

補聴器の耳栓

補聴器の耳栓により音質がかなり変化します。わたしの耳に合わせたシリコン製のイヤモールドを使ってテストします。

比較するところ

下記の部分を比較していきたいと思います。比較の点数はわたくしの主観です。出力特性云々など数値的なお話は今回抜きでいきたいと思います。

  • BGMの迫力
  • セリフの明瞭感
  • 銃器の音、レイバーが可動するときの音の切れ
  • 音割れや歪がないか
  • 臨場感
  • iPadのボリューム目盛は全開

補聴器とiPad Proの接続

補聴器とiPad ProはMFIヒアリングデバイスからペアリングしワイヤレスで接続しストリーミングします。フォナックのみMFIヒアリングデバイスに対応しておらずbluetoothクラッシックを使っているのでbluetoothよりペアリングを行います。

 

リサウンド クアトロ7

GNリサウンドのクアトロ7の感想です。BGMの中にあるスネアドラムの音が歪んで聞こすごく気になりました。99式空挺レイバーから発射されるマシンガンの音がきれいに聞こえ迫力があります。「SIF照合。当該機、北部航空方面隊3空8飛行隊所属、F16J3機。コールサインワイバーン。応答ありません」背後のBGMよりセリフが浮きだって聞こえる印象を受けました。

リサウンド クアトロの感想
BGM
(2.0)
効果音
(4.0)
音割れ
(1.0)
臨場感
(3.0)
セリフ
(4.0)
総合評価
(3.0)

BGMはスネアドラムの音割れが気になり大幅減点、効果音(銃撃戦の音、レイバーの可動音)は高音が明瞭で迫力がありました。爆音視聴を試していますので(iPadの音量全開)音割れがあると減点対象です。先ほど申し上げたスネアドラム、ハイハットの音質が非常に悪いです。その反面、セリフは明瞭でどの人物もキレイに聞こえました。

スターキー リビオ2000

スターキーのリビオシリーズはBGMを強調する「ミュージックエーハンス」が搭載されており音楽が得意な補聴器です。クアトロの後にリビオを聞くと低音にかなりの広がりを感じました。機動警察パトレイバー2 the Movieの荒川茂樹(声優:竹中 直人さん)のセリフ「奴の動きの方が速かったよ。爆装したF16Jが3機、三沢を発進して南下中だ」図太い低音が効いた声で大迫力。その反面ちょっと高い周波数の出力が弱く感じます。荒川茂樹以外のセリフはややこもった感じで透き通った声には聞こえませんでした。

スターキー リビオ2000の感想
BGM
(4.0)
効果音
(3.0)
音割れ
(5.0)
臨場感
(4.0)
セリフ
(2.0)
総合評価
(3.5)

スターキーリビオは低音が効いており全体的に迫力を感じました。個人的には低音が効いた音質は好みです。ただ、中高音がやや弱く感じ荒川茂樹以外のセリフはこもった感じで明瞭さに欠けています。さすがミュージックエーハンスを搭載している補聴器だけあって音割れは発生しませんでした。低音が効いて全体的な広がりを感じることができ臨場感がありました。

シグニア 5NX

3番手はシーメンス・シグニア補聴器の5NXです。まず機動警察パトレイバー the Movieから開始します。ヘリコプターのブレード回転音、ヘリが下降する際のエンジン音が鋭く聞こえ気持ちがいいです。試作レイバーX10の浮上する効果音も高音のメリハリが効いていていい感じです。高音がしっかりしているのでセリフも明瞭感がありました。欲を言えば低音がもう少し出てほしい、あとiPadの音量MAXでしたが音量が少し小さいです。これはストリーミング時の調整で何とでもなる問題です。

シグニア 5NXの感想
BGM
(4.0)
効果音
(5.0)
音割れ
(5.0)
臨場感
(3.0)
セリフ
(4.0)
総合評価
(4.0)

個人的には好みの音質です。上記にも記載しましたがもうちょっと音量が大きく低音が出てくれれば臨場感が高まります。これは補聴器の調整で何とでもなる部分ではありますが、今回補聴器の調整は初期設定+低音強調弱を共通項目としているので初期調整の段階では音量小さめ・低音弱めになっているのでしょう。調整をちょっと変えればすごく明瞭感があり自分の好みであります。

オーティコン OPN S1

8月26日 更新

オーティコン OPN S1(オープンS1)を追加しました。MFIの音質としては、低音が非常に効いている・高音のピンピン跳ねる音、尖った音が丸くなっており全体的に「優しい」印象を受けました。パトレイバー the Movieのオープニングで試作レイバー「タイプX10」が大破するシーンの銃撃音にキレもあり、鋭く尖った効果音が丸くしっとり感じます。MFIの音質は調整次第でいくらでも変更できますが、今回は「デフォルト縛り」で視聴しています。デフォの状態では低音が最も効いている補聴器で荒川茂樹のセリフにより深い臨場感を感じることが出来ました。またiPadの音量を最大にして聞いても音割れ・歪が発生しませんでした。(何かそういった制御が動いているのでしょうか)

オーティコンOPNS1の感想
BGM
(5.0)
効果音
(4.0)
音割れ
(5.0)
臨場感
(5.0)
セリフ
(4.0)
総合評価
(4.5)

ドリシャリ系の音質が好みの方にはちょっと物足りないかもしれませんが、角を取った上品で丸い音質で個人的には嫌いではありません。

フォナック オーデオM70

フォナックのMシリーズ(マーベルシリーズ)は、こちらで紹介した補聴器と異なりAndroidにも接続が可能です。フォナックはbluetoothクラッシックという方式でスマホと接続しているため、iPhoneの縛りがなくAndroidでもタブレットでもbluetooth接続して音声ストリーミングを行うことができます。

さてその音質ですが、低音と高音がびしっと効いたドリシャリ系の音質です。個人的にはすごく好みな音質なので選ぶならフォナックかシグニアを僕なら選択すると思います。パトレイバー the Movieの銃撃シーン・X10破壊シーンで流れるレイバーの可動音・銃声も鋭く刺さるように聞こえ気持ちがいいです。背後で流れるBGMも低音が効いていて市販のヘッドフォンくらいの音質だと感じます。パトレイバー the Movie2の「ベイルアウト」「撃墜された?」「長官に緊急連絡だ」シリアスなシーンのセリフも鮮明に聞こえ補聴器でパトレイバーを見るのが楽しくなりました。

フォナック オーデオM70の感想
BGM
(5.0)
効果音
(5.0)
音割れ
(5.0)
臨場感
(5.0)
セリフ
(5.0)
総合評価
(5.0)

ドリシャリ系なので僕の個人的な感想です。(音質が嫌いな方もいると思います)オーティコンの感想でも書きましたが今回の試聴はデフォ縛り(聴力をソフトに入力して自動計算された調整)で行っています。デフォでここまで低音が出るのはフォナック独自のオートセンスOS3.0(ストリーミング)が動いているためです。この機能はスマホ・タブレットからのbluetoothで音声を補聴器に送信した時、「会話を聞いているのか?」「音楽を聞いているのか?」を自動判別して利得を変更します。(映画でセリフとBGMが同時に流れる際はどちらを選択しているかはわかりません)

オートセンスOS3.0(ストリーミング)会話の時

オートセンスOS3.0 音楽の時

今回視聴した補聴器の右耳の調整画面をスクショしました。細い3本の線が「普通に補聴器」として使用した時の調整、太い赤い線3本がbluetoothで音声を送信した時の調整を示しています。会話の時は、2KHz以降の出力が上がっています。音楽の時は125Hz~500Hzの利得が上がり低音の音が大きくなっています。この2つの調整を自動で切り替えることでbluetooth接続時の音声を最適化しています。

まとめ

今回は補聴器大手5社のRICタイプ補聴器で機動警察パトレイバー the Movieを聞き比べてみました。

  • Androidも接続出来て音質もよいフォナックが大きくリード
  • 丸く柔らかい音質をお好みならオーティコン
  • シャキッとした音質が好みならシグニア

個人的にはこのような評価になりました。僕の個人的な感想なのであまり参考にならないかもしれませんが、補聴器ご試聴の際参考にしていただければ幸いです。

※補聴器は適切なフィッティング調整により、その効果が発揮されます。しかし装用者のきこえの状態によっては、その効果が異なる場合があります。

次回予告

次回は、懐かしの「ロボットアニメ劇場版」に出てくる「あの演説」を聞きながら掃除機をかけると補聴器からどれくらい聞こえるか検証を行っていきたいと思います。また評価基準が僕の感想だけだと具体性に欠けてしまうので、次回はASMRに使うあの機器を使って皆さまにも評価いただける記事にすべく只今準備中です。

準備が整い編集が終わりましたらまたこちらにアップいたしますのでお楽しみに!。最後までご覧いただきありがとうございました。