こんにちは、立川補聴器センターです。2024年5月7日にフォナックの調整ソフトがアップデートし新機種が追加されましたのでその速報をお伝え致します。
現在わかっていること
- 新器種の名称は、「Terra+」と「Terra」
- 両方ともエントリーモデルの耳かけ型(詳細は後ほど)
- 「Terra+」と「Terra」に性能差あり
- Bluetooth搭載モデル
補聴器調整ソフトから読み取れる内容をご紹介致します。
テラ+、テラの性能差
調整する際のチャンネル数をみるとテラ+が10ch、テラが8chなので既存モデル「オーデオルミティL30」の下位モデルだと思われます。オーデオL30とテラ+、テラを比較してみました。
テラ+ | テラ | オーデオL30 | |
---|---|---|---|
バッテリー | 電池式のみ | 電池式のみ | 充電 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 |
ロジャーダイレクト | ー | ー | 〇 |
防水防塵 | 調査中 | 調査中 | IP68 |
調整チャンネル | 10CH | 8CH | 12CH |
サウンドリカバー | サウンド リカバー1or2 | サウンド リカバー1 | サウンド リカバー1or2 |
風切り音抑制 | ー | ー | 〇 |
突発音抑制 | ー | ー | ー |
オーデオL(ルミティ)30の設定画面
Terra+(テラプラス)の設定画面
オーデオL30との違いは?
フォナックのメインラインナップ「オーデオL」のエッセンシャルクラスL30と比較すると下記のことがわかりました。
- 充電式がない
- ロジャーが使えない
- 風切り音抑制がない
- テラのみ旧世代のサウンドリカバー
Terra+、Terraのラインナップ
テラ+、テラには4種類ラインナップがあります。2グレード×4ラインナップで8種類からお選びいただけます。
テラ+ RIC-312 | テラ+ BTE-UP | テラ+ BTE-SP | テラ+ BTE-M | テラ RIC-312 | テラ BTE-UP | テラ BTE-SP | テラ BTE-M | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電池 | PR41(312) | PR44(675) | PR48(13) | PR41(312) | PR41(312) | PR44(675) | PR48(13) | PR41(312) |
対応聴力 | 軽~重 | 高~重 | 高~重 | 軽~中 | 軽~重 | 高~重 | 高~重 | 軽~中 |
形状 | ||||||||
本体カラー | 4色 | 4色 | 4色 | 4色 | 4色 | 4色 | 4色 | 4色 |
価格 | ¥139,000 | ¥139,000 | ¥139,000 | ¥139,000 | ¥127,000 | ¥127,000 | ¥127,000 | ¥127,000 |
Terra+、Terraについて考察
フォナックの補聴器は新しいモデルが出るたびに若干値上がりしており、他メーカーと比較し若干価格が高く設定されておりました。エントリーモデルは、旧モデルのオーデオMシリーズが担っておりましたがBluetoothの性能が現行モデルより劣っており、やや見劣りするモデルになってきました。Terra+はそこを補完する目的でリリースされるのではないでしょうか?(予測です)
iPhoneでいえばProがフラグシップ、無印が普及価格帯、対アンドロイドがSEという位置づけになっていますが(Youtubeを見る限り)、Terra+はフォナックではSEの位置づけになるのではないでしょうか。
補聴器調整がどうなるか、その他追加機能はないか、新しい情報が出次第アップしてまいります。Terra+の試聴器も只今緊急手配中です。ご試聴いただけるようになりましたらこちらのブログ、X(旧ツイッター)でお知らせいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。