いつも当店のブログをご覧いただきありがとうございます。フォナック補聴器の姉妹会社「ユニトロン」が新モデルをリリース、過去当店のブログでもご紹介したMoxi-V(モクシーブイ)シリーズにベーシックグレードが追加されました。
その価格がかなり攻め込んでます。小型耳かけ+充電+Bluetoothの補聴器トレンドをすべて詰め込んで片耳148,000円で登場しました。その詳細は続きをご覧ください。
Moxi-V登場時にご紹介した記事はこちら
ユニトロン 新型補聴器「Moxi-V-R」「Moxi-V-R」 モクシービバンテ登場この記事でわかること
ユニトロン 新モデルの価格
過去に150,000円(片耳)以下で購入できる耳かけ型補聴器の特集記事を掲載しました。コスパに優れた補聴器は、リサウンドという内容をご紹介いたしましたが、今回ユニトロンが放つ新モデルはそのコスパをはるかに超えてきます。
ユニトロン補聴器を販売する代理店(NJH社)の2024年4月最新カタログにグレード1番が追加されました。下記がカタログの画像。なんと①充電式 ②小型なRICタイプ ③Bluetooth内蔵 で片耳148,000円です。
2024年4月版のカタログです。1・3・5・7・9は補聴器の性能(グレード)を示しています。今までは、3・5・7・9のみでしたが、今回1のグレードが追加されています。追加された補聴器をまとめました。
2024年4月に追加されたモデル
Moxi V1ーR | Moxi V1-312 | Stride V1-PR | Stride V1-UP | Insera B1 | Moxi B1-R | |
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電池 | 充電 | 電池 | 充電 | 充電 | 電池 | 充電 |
形状 | 耳かけ型 RIC | 耳かけ型 RIC | 耳かけ型 BTE | 耳かけ型 BTE | 耳あな型 | 耳かけ型 RIC |
世代 | 2023年 | 2023年 | 2023年 | 2023年 | 2022年 | 2022年 |
片耳価格 | ¥148,000 | ¥148,000 | ¥148,000 | ¥148,000 | ¥138,000 | ¥138,000 |
ユニトロンのナンバリングは、「V・B」が表しています。Vだと「ビバンテ」というモデルになり、2023年秋に日本へ上陸しています。Bは「ブルー」2022年モデルです。
ユニトロンと他メーカー比較
大手補聴器メーカーの片耳価格20万円以下・電池式・RICタイプ耳かけ型を比較しました。
ユニトロン | オーティコン | リサウンド | フォナック | シグニア | スターキー | |
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補聴器名称 | Moxi-V1 312 | ジルコン2 | キー4 | オーデオM30 | 1AX | リビオ1000 |
発売時期 | 2022年4月 | 2021年2月 | 2019年6月 | 2022年2月 | 2020年4月 | |
片耳価格※1 | 148000円 | 160,000円 | 147,600円 | 162,000円 | 174,000円 | 141,000円 |
スマホ対応 | MFI ASHA | MFI ASHA | MFI ASHA | MFI ASHA | ||
バンド数 | 8 | 8 | 10 | |||
突発音抑制 | ー | ー | ー | 〇 | ||
風切音抑制 | ー | ー | ー | 〇 | ||
指向性 | 3種類 | 2種類 | 1種類 | 1種類 | 2種類 | |
言葉の強調 | ー | ー | ー | ー | ー | |
延長保証 紛失保障 | 〇 片耳20,000円 | ー | 〇 片耳20,000円 | ー | ー | 〇 片耳20,000円 |
防水防塵 | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 | IP68 |
- 各メーカー最も価格を抑えたもの
- 充電式の耳かけ型(RICタイプ)
- 充電器込み価格
- バンド数(チャンネル)が8チャンネル未満は対象外
- 集音器やセルフ調整の補聴器は対象外(ジャブラなど)
- コストコ補聴器は対象外(当店で取り扱いがないから)
注目すべき点は、他メーカーのエントリークラスがすべて2022年より前のモデルを採用しているのに対し、ユニトロンはベースモデルが2023年秋に登場したVシリーズ(ビバンテ)を使用しています。お姉さん会社のフォナックは、かなり前のモデルをエントリーモデルに置いていますが、ユニトロンは最新モデルをぶっこんできました。素晴らしい!
ご高齢の方もうれしいBluetoothクラッシックを実装
Bluetoothクラッシック 蘊蓄は抜きにして「どのスマホでも接続OK」な補聴器と覚えればOK。らくらくスマホ、アローズ、一部ガラケー、さらにはTVにBluetoothがついていればテレビの音声も補聴器に直接送信して楽に聞こえます。
しれっと耳あな型も登場
耳あな型にもエントリーモデル Insera(インセラ)B1が登場。この写真にあるカナルサイズ(電池式PR41を使用)は、Bluetoothを搭載(マルチポイントペアリング可能)、チャンネル数12と基本性能はしっかり押さえています。(性能は、上記に記載したMoxiV1とほぼ同じ)
基本性能がしっかりしたBluetooth搭載補聴器では、おそらく最安ではないでしょうか。
ユニトロンのちょっと予備知識
フォナック/ユニトロンの補聴器は、補聴器の形状に名称がつけられています。この名称を覚えておくとカタログやこの記事がぐっと読みやすくなりますので、価格の前に形状の名称をご説明しましょう。
Moxi(モクシー)
外耳道内レシーバータイプ(RICタイプ、リックタイプ)をユニトロンではモクシーと呼んでいます。(フォナックはオーデオですね)
Stride(ストライド)
耳かけ型(BTE ビーティーイー)はストライドです。フォナックだとナイーダ・ボレロ(販売終了)にあたります。
Insera(インセラ)
耳あな型はユニトロンではインセラと呼びます。フォナックだと「バート」が耳あな型の名称です。
ユニトロン製品一覧
左から順にご紹介いたします。
- ストライド UP(電池式)
- ストライド PR(充電式)
- モクシー RS(充電式)
- モクシー RT(充電式・Tコイル内蔵)
- モクシー R(充電式)
- モクシー 312(電池式)
- インセラ 312(電池式)
- インセラ CIC(電池式・Bluetooth非対応)
以上がユニトロンの2024年4月現在の製品ラインナップです。
まとめ
今回は、ユニトロン補聴器が2024年4月にリリースしたエントリーモデルをご紹介いたしました。最新のワイヤレスシステムを搭載した某社さんなど年々補聴器の定価が上がっています。最上位モデル両耳で1,300,000のモデルもあり、カタログ見るだけでびっくりしちゃいます。
円安の問題もありますが、その中でかなり頑張っているのがユニトロンさんではないでしょうか。下位モデルにも様々な機能を搭載し、装用者様も調整者も扱いやすい補聴器に仕上がっています。最近当サイトではユニトロンの記事が多くなっていますが、これは高コスパで良い聞こえだから皆様におすすめしたい気持ちがあります。コスパの良い補聴器をお探しの方にこの記事が目に止まっていただけたら嬉しいです。
ユニトロン補聴器のご試聴・ご相談は当店にお任せください。皆様のご相談を心よりお待ちしております。