総合支援法対応モデルにすごいスペックの補聴器が登場「ダナロジック・アンビオ」　GNリサウンド発

3月28日　GNリサウンドからのプレスリリースで総合支援法対応「超ハイスペック」補聴器が発表されました。GNリサウンドのグループ会社が販売する補聴器を総合支援法対応モデルとして日本で発売です。その名は、、、

ダナロジック・アンビオ

本日フィッティング用のソフトも入荷し早速インストールいたしましたので、GNリサウンドが今まで総合支援法対応補聴器として販売していた「エンヤ」と比較しどの程度パワーアップしたか、速報でお届けいたします。なお、まだ資料とフィッティング用ソフトが配布されたばかりなので実際の補聴器がありません。情報が入り実機が届き次第、加筆していきます。

補聴器本体の形

GNリサウンドから発売されている耳かけ式補聴器「エンヤ」シリーズ、「エンツォ」シリーズと見た目はまるっきり同じようです。上記はメーカーからいただいた画像を元に掲載しています。調整できる幅、性能はどんな感じになっているのでしょうか。フィッティングソフトを開いて検証していきましょう。

総合支援法対応「エンヤ2」と新型「アンビオ」の比較

機能一覧（アンビオはリサウンド公式資料より転記）

※GNリサウンド社「エンヤ２」のスペックにつきましては当店独自で調査致しました。誤記載がありましたら訂正致します。

メーカー公式資料より上記の表を作成しました。こちらを見ていただければ「アンビオ」のスペックの高さがおわかりいただけると思います。調整チャンネル（ハンドル数）が17個、それに対して現在の総合支援法対応モデル「エンヤ」は6個です。雑音抑制（ノイズトラッカー）も環境適応型を含め4種類から選択可能、こちらはGN社の最高級スペックだけに用意されている機能がなんと総合支援法対応モデルに搭載されました。

参考
アンビオのメーカー公式資料

補聴器を調整する画面ご覧ください

まずは各周波数の利得を調整する画面です。

アンビオ調整画面

エンヤ調整画面

アンビオの調整画面に250～6.3KHzと記載されています。これはご聴力を全部で17分割して調整を行うことを表しています。下のエンヤでは250～6Kまでが6か所、ご聴力を6分割して調整を行います。この分割数が細かければ細かいほど、お客様のご要望にお応えしやすくなります。

アンビオ　特別機能調整画面

エンヤ　特別機能調整画面

設定項目がアンビオとエンヤでは一目瞭然、全然数が違います。エンヤではノイズトラッカー（雑音抑制）が「-3dB」、それに対しアンビオは「-10dB」まで抑制することが出来ます。また、その方が今いる騒音環境を自動で検出してノイズ抑制量を変化させる「環境適用　ノイズトラッカー２」もアンビオは搭載しています。

2019年4月1日　販売開始です

こちらのアンビオは、2019年4月1日発売予定です。まだ試聴用補聴器が入ってきておりません。現在手配中なので入荷次第、こちらのブログでご紹介していきます。

GNリサウンド社「リンクス3D」「エンツォ3D」との大きな違い

恐らく（僕の予測ですが）このアンビオという補聴器は、GNリサウンド社の「リンクス3D、エンツォ3D」をベースに作られた器種だと思います。リンクス、エンツォには、「スマート補聴器」「made for iPhone対応」と呼ばれるアップル社のデバイスにbluetoothで接続する機能が搭載されています。

アンビオにこのmade for iPhone対応補聴器の機能はありません

上記の内容はメーカー営業担当に確認済みです。リンクス3D、エンツォ3Dに搭載されている補聴器の遠隔調整もできません。アンビオをご検討いただく際、上記の件ご注意ください。