フォナック補聴器より発売されたbluetooth搭載 耳あな型補聴器「バートM(マーベル)」をご紹介いたします。フォナック補聴器バートMは耳あな型補聴器で唯一、bluetoothを搭載し様々なbluetoothデバイスと接続ができるように進化しました。今までの耳あな型補聴器はbluetooth機器と接続する際、「iPhone/iPadのみ」または「専用の首掛け式アダプターが必要」でしたが、バートMは「AndroidでもOK」、「首掛け式のアダプター必要な」になり通信機器との親和性がより高くなりました。
従来からあった耳あな型補聴器と異なる点
リサウンド、シグニア補聴器からはすでにスマホと接続できる耳あな型補聴器が登場していましたが、フォナック バートM-312は従来からある耳あな型補聴器とは異なる方式でワイヤレス通信を行うことができるようになりました。今までの補聴器から進化した部分をまとめてみましょう。
※バートM-312のみワイヤレス通信対応です。バートM-チタン、バートM-10 NWO、バートM-312 NWOはワイヤレス通信非対応補聴器です。当記事はバートM-312についてご紹介致します。
Androidもガラケーも接続できる
フォナック独自のICチップ「SWORD™3.0」を搭載、bluetoothが入っているスマホ、ガラケーとワイヤレス接続できます。今までは電話をかける際、お耳に受話口を当て補聴器を通して通話するのが一般的でしたが、バートM-312は携帯電話をお耳に当てなくても相手の音声が直接補聴器に送信されます。また、両耳で携帯電話の音声を聞くことができますので騒音下での電話の聞き取りが向上しやすくなっています。
操作不要、テレビの聞き取りがしやすい
オプション品の「テレビコネクターD(¥22,000)」を追加するとテレビの音声も直接補聴器に送信されます。ご家族がテレビの音量「15」でご覧になっていた場合、同じ音量で聞くことができます。これはエアストリームというシステムでテレビの音声を無線で補聴器に送ってるからです。またテレビの音声は補聴器を経由して「聞きやすい」音質に調整されていますのでただ単に音が大きいだけではありません。
もう1点優れた点があります。フォナック以外の補聴器メーカーもこういったテレビに取り付けるアダプターを販売していますが、テレビと通常の補聴器をボタン操作で切り替えする必要があります。フォナックのバートM-312は、切り替えをする必要はありません。テレビの電源を入れると自動的にテレビの音声がワイヤレスで送信されます。補聴器用のリモコン操作やボタン操作をしないでテレビをお楽しみいただけます。
ベージュだけではない!ブラックの耳あな型補聴器
従来からある耳あな型補聴器は、色がベージュとだいたい決まっておりました。シグニアが販売しているクールという補聴器は黒/白などが選べましたがそれ以外の耳あな型補聴器はほぼベージュ一択でした。
バートM-312は新しい選択肢として「ブラック」が追加されました。補聴器を装用した時、ワイヤレスイヤホンのような見た目になります。隠さずに「見せる補聴器」の時代到来を予感させます。
初めての「耳あな型補聴器」に対応
フォナックの補聴器は他社メーカーと比べるとちょっと音が強めな印象がありました。初めて補聴器を着ける方より「フォナックの音はやや刺激的すぎる」「高い音がすごく響く」「水を流す音が強すぎる」等ご意見をいただくことが多くありましたが、こちらのバートM-312は初めて補聴器を装用される方も安心してご利用いただけるようにマイルドな音質に変更されました。
また、耳あな型補聴器は耳の閉塞感を緩和するためベントという通気孔が空いています。(耳の中側と外側を通気するトンネルのようなものです)このベントの形状により耳の中の解放感がおおきく変わります。フォナックは初めて補聴器を装用される方もスムーズに導入できるような形状のベントを追加ラインナップしました。
バートM(マーベル)のラインナップ
フォナック補聴器「バートM(マーベル)」は、4種類のラインナップが用意されいます。上記でご紹介したワイヤレス云々の内容はすべてバートM-312の内容になります。ここで一新したフォナックの耳あな型補聴器を整理しておきましょう。
バートM 形状と性能の比較表
※バートM-312は「通常の補聴器」として8時間、スマホと接続して音声送信を4時間、テレビと接続して音声送信を4時間行った場合の連続稼働時間です。
絞り込まれたラインナップ
フォナックの新製品「バートM(マーベル)」はラインナップがかなり少な目になっています
- 目立たなさ重視・・・M-チタン/M-10 NWO
- 電池が長持ち・・・・M-312 MWO
- ワイヤレスで便利に使いたい・・・M-312
以上の3択になっています。前モデル(バートB)でラインナップされていたPR48電池仕様やPR536電池でワイヤレスが使用できる補聴器は今回なくなってしまいました。
機能とパフォーマンス レベル
形状により使用できる機能に差があることを上記でご説明致しました。続いてパフォーマンスレベル(性能差)を見ていきましょう。パフォーマンスレベルは、メーカー公式サイトにうまくまとてられています。詳細は下記のリンクよりメーカーサイトをご覧ください。バートMは4つのパフォーマンスレベルが用意されており、お客様のご用途に合わせて選べるようになっています。